
「1400万円の請求書」が人生を変えた、営業マンからM&A業界へ____“わがまま”すら受け止めてくれた転職支援
株式会社セブンデックスが提供する転職エージェントサービス「GOALS」。本サービスを通じてキャリアアップを実現した転職者の成功体験を、エージェントとの対談形式でお届けします。
今回は、グローバル企業での営業・マーケティング経験を経て、起業・M&Aにも挑戦してきたAさんにご登場いただき、転職のきっかけや「GOALS」を実際にご利用いただいた感想を、担当HRコンサルタントの岡本と共にお聞きしました。
異業種からM&A業界へ飛び込んだAさんの決断と行動力が、未知の領域に一歩踏み出す後押しとなれば嬉しく思います。

- 美容業界
- 代表取締役
- M&A業界
- M&Aコンサルタント

大学卒業後、宿泊予約サービス「Relux」を運営する株式会社Loco Partnersに入社し、営業と営業企画を経験。株式会社セブンデックスに入社し大手企業のサービス開発や新規事業リサーチに携わる。現在はキャリアアドバイザーとして若手20代を中心とした転職支援を年間100名以上実施。
主にIT,人材,広告,マーケティング業界を得意とし、一人ひとりのwillの実現に向けたキャリア提案を行なっている。
ジョンソン・エンド・ジョンソンから始まったキャリア
まずはAさんのこれまでのキャリアについて教えてください。

Aさん
2020年にジョンソン・エンド・ジョンソンに新卒入社して、営業として4年3ヶ月ほど働きました。その後はヘッドハンティングを受け、中東に拠点を置く外資系サービス企業へ転職しました。業務は順調で、ノルマも早期に達成。年俸契約だったこともあり、一定の成果を出したタイミングで、双方合意のもと円満に契約を終了しました。
その後帰国し、自分で会社を立ち上げました。0→1よりも1に肉付けしていくことが得意だったので、既存の事業を自身でM&Aをし、事業を始めました。2件トライして、1件は破談、もう1件は今も継続しています。この経験が、転職のきっかけになりました。

仲介料1400万円の衝撃が転機に
M&A業界への転職に興味を持ったのはなぜですか?

Aさん
実際に自分がM&Aをする時に、M&A仲介業者から提示された請求書を見たのがきっかけでした。1件で1400万円の仲介料が記載されていて、「なんちゅう仕事や」と(笑)。私は今まで、単価1万円、高くても100万円くらいの商材で数億円を動かす、という営業をしてきたので、そのギャップに驚きました。しかも、M&Aって1回の契約でこの金額が発生する。そのダイナミックさに惹かれましたね。

Aさんの営業経験が、そのままより大きなスケールで活かせるフィールドがM&Aだったわけですね。

Aさん
はい。まだ私は20代で、30歳までは「修行の期間」と決めていたので、チャレンジのタイミングとしてもベストだと思いました。
自分の時間に余力があったからこそ選べた転職
自身もM&Aをした直後だったと思いますが、このタイミングで転職活動を始めた理由は何だったのでしょうか?

Aさん
そうですね。買収した事業が自身の強みとの相性が良く、軌道に乗せるまでが早かったことから自分自身がそこに割く時間が少なかったんです。良く言えば余裕があったし、正直に言えばちょっと物足りなかった(笑)。その余力が、「営業マンとして無形商材で1000万を超える商材を扱って成果を出せる人間になってみたい」という気持ちにつながりました。
そして転職を始めた時の、岡本さんからのレスが本当に早くて、だからこそやりとりがスムーズで、転職活動に対する心理的ハードルが下がったことも理由ですね。
転職先の条件として、譲れなかったことはありますか?

Aさん
自身の経験から片方のお客さんだけに寄り添うことなく、まずはM&Aをやるのであれば片手ではなく両手が良いと思っていました。というのも、両手の方が買い手、売り手の両者の状況を正確に把握した上で、より最善なM&Aができると考えたためです。
また、勤務地についても条件の一つでした。最初は「絶対関西勤務」と言ってました。ジョンソン・エンド・ジョンソン時代に長い間、大阪にいたため、慣れていたのもあるし、プライベートも関西に根差していましたこともあって。でも最終的には東京勤務に決めました。最終面接でお会いした役員の方が、「東京の方が圧倒的にチャンスがあるよ」と何度もおっしゃっていたんです。それがずっと心に残っていて。東京で働いたことがなかったので、「じゃあやってみようかな」と。やっぱり、お客様との接点も東京の方が持ちやすいという話にも納得感があって、最終的には自分の中でストンと腑に落ちたんですよね。
外から見た日本に「もったいなさ」を感じて
海外経験も、仕事選びに影響しているのでしょうか?

Aさん
あります。中東で生活した経験から、日本ってもっとできる国なのに“もったいない”と感じることが多かったんです。だから、日本で自分の強みを活かしながら海外に展開できるような力をつけて、日本の力になりたいと思った。その延長線にM&A業界がありました。
海外視点で日本を見ることで、問題意識やキャリア観に変化が出たわけですね。

岡本


Aさん
そうですね。あともう1つ、「外貨を日本に持ち込める人材になりたい」と思ったのも大きな理由です。日本はM&Aが世界的に見てもかなり進んでいる国。少子高齢化も世界に先駆けて進んでいる。そのモデルケースづくりに関われるのって、とても意義があるなと思っています。
出会いのきっかけは「スカウトの返信速度」
GOALSとの出会いはどのようなものでしたか?

Aさん
dodaXというスカウトサービス経由で岡本さんから声をかけてもらいました。私は「3時間以内に返事がこなかったら、そのエージェントとは縁がない」と決めてたんですが(笑)、岡本さんは1時間以内に返信が来て。そこで即返信しました。
面談では「M&A以外は興味ありません」と伝えたら、その場で求人を見せてもらえて、履歴書作成にも入りました。当日に応募を始めるというスピード感で進めてくれたので、転職活動全体として3週間もかかっていなかったと思います。GOALSのスピード感と柔軟性は、本当に助かりました。
わがままも受け止めてくれる、安心できる支援体制
GOALSに支援をお願いしてよかった点は何ですか?

Aさん
一言で言うと、「全部受け止めてくれた」ことです。自分は今、社長として事業もやっている、収入アップが目的でもない、働きたい業界がM&Aのみ。正直、かなりわがままだったと思います。でも岡本さんは否定せず、まず聞いてくれたんです。
要望が明確な方ほど、最初の支援の設計がしやすいんです。Aさんの場合、「じゃあそれに合う会社を一緒に探しましょう」とすぐに動けました。

岡本

Aさん
転職サービスを使用したことがなく、イメージでは求人の量をとにかくたくさん紹介されて、どこかに滑り込めばOKという印象があったんですが、GOALSは違った。押しつけがましくなく、私の話を聞いてくれたうえで、「一緒にキャリアを考えてくれる」姿勢がすごく信頼できました。
「お任せします」と言えたのは、深い信頼があったから
紹介された求人に対しては、どんなスタンスでしたか?

Aさん
正直、ほとんど「お任せします」と伝えていました。だって、プロじゃないですか。私よりも業界のことをわかってるし、「この会社どうですか」と言われたら、「じゃあ受けます」と。ただ、なんでも良かったわけではないのでこちらの一定の条件のもと、気になったことは伺っていました。
そうでしたね。とはいえ、一方的にご紹介をして進めていくのは適切なご支援ではないという思いもあったので、ご質問いただいた点にはすべてその場でお答えして、納得していただいた上で応募へ進むようにしていました。

岡本

Aさん
信頼してたからこそ、全面的にお任せできたんだと思います。要望を理解してくれてるという安心感がありました。

面接対策で初めて感じた「プロの価値」
GOALSでは面接対策も実施されたんですよね。

Aさん
はい。今まで面接対策って受けたことがなかったんです。新卒のときは2社しか受けていなかったので、誰かに自分の考えの伝え方をフィードバックされること自体が初めてでした。
内容としては十分だったので、あとは「転職仕様」に調整するだけでしたね。ちょっと言い方を柔らかくしたり、順序を整理したり。

岡本

Aさん
岡本さんの言うことは全部「わかりました」って受け入れてました(笑)。プロが言うならそうだろうと思って。自分を大きく変えるというより、型に寄せていくような感じで進めてもらえたのが、すごくよかったです。
転職活動で難しかったことは何でしたか?

Aさん
立場の切り替えが一番難しかったです。ここ数ヶ月、自分が社長として意思決定する立場にいたので、転職で“選ばれる側”になることに、正直最初は違和感がありました。
その変化にうまく対応するには、見せ方の工夫が必要になりますよね。企業が求めるのは実力だけじゃなく、「組織の一員としてどう活躍できるか」。そこに寄り添って一緒に調整していくのが私たちの役割です。

岡本

Aさん
そういった部分も、岡本さんが「こうしたらいいですよ」とちゃんと伝えてくれたのがありがたかったです。
20代のうちに「市場価値を高め続けること」が自分の軸
将来のキャリアビジョンについて教えてください。

Aさん
私はキャリアにおいて「こうなりたい」という強い思いや明確なビジョンがあるわけではないんです。ただ一つ決めているのは、「20代のうちに自分の市場価値を最大限に高めること」。新しい業界に入ったら、過去の実績は一度リセットされる。どんな環境でも勝ち残れるような人間でいたいと思っています。
あとは海外で感じた、日本の若手が少し楽をしがちな風潮への違和感もあって。自分はそれに流されたくないし、ちゃんと努力を続けたいし、努力し続けている人たちと並んでいたいと思ってます。

そういう明確な意思が面接でもしっかり伝わっていたと思います。

岡本
GOALSは「本気で変わりたい人」の味方
最後に、GOALSのサービスをどんな人におすすめしたいですか?

Aさん
「今の職場が嫌だから辞めたい」とか、「とりあえず転職したい」という人には、GOALSの丁寧さが逆に重たく感じてしまうかもしれません。でも、「もっと自分を高めたい」「自分を変えたい」「次に進みたい」「新しい挑戦がしたい」と本気で考えている人には、ものすごく力になってくれるサービスだと思います。なぜなら、人生の価値観にしっかり寄り添ってくれるからです。
GOALSは、求職者のキャリアを“案件ありき”ではなく、“人ありき”で考えることを大切にしています。無理に求人を紹介するのではなく、「その人にとって最適な選択は何か?」を一緒に考える姿勢を、全アドバイザーが大事にしています。

岡本

おわりに:押しつけない、でも離れない。GOALSという伴走者
営業から海外、起業、M&Aと多様なキャリアを歩んできたAさんの経歴は、一見すると大胆な挑戦の連続にも見えます。ですが私たちGOALSは、その背景に「学び続けたい」「自分の価値を高めたい」という一貫した意志を感じていました。
私たちのスタンスは、無理に方向を押しつけることではありません。けれど、決して手を離すこともありません。 そうした“ちょうどいい距離感”を保ちながら、Aさんが自分自身の意思で選択し、納得できる転職を実現できたことを、私たちも誇りに思っています。
もし今、キャリアに迷っている方がいるなら、。私たちGOALSは、その思いに寄り添いながら、一歩ずつ伴走させていただきます。
